CursorはVisual Studio Codeをベースにした AIコードエディターで、自然言語のコマンドを使ってコードを生成したり修正したりできる機能を提供する。Cursorの主要な機能と使い方、注意点、そしてChat機能についてまとめておく。
主な機能と使い方
1. AIコード自動補完(AI Code Completion)
Cursorはコードを書いている間に次に入力する内容を予測して自動補完してくれる。単純な単語レベルの補完を超えて、複数行のコードを提案して生産性を高める。
2. 自然言語ベースのコード生成と修正(Natural Language Editing)
普通の言葉で指示を書くと、Cursorがその指示に合わせたコードを作ったり、既存のコードを修正したりする。例えば「フィボナッチ数列を計算する関数を作って、その計算式も作って」と入力すると、Cursorがその機能を実行する関数を作り、ロジックを生成してくれる。
3. スマートリファクタリングとエラー修正(Smart Refactoring & Error Detection)
Cursorはコード構造を自動で最適化し、リアルタイムでエラーを検出して修正提案を出す。
4. コード全体を見渡して探す (Codebase Understanding)
Cursorはプロジェクト全体のコードベースをインデックス化して、特定の関数の定義や使用箇所を探すときに便利だ。
5. チャット機能による対話(Chat Interface)
サイドバーのチャット機能を通して Cursor に質問したり、コードの修正を依頼したり、コマンド提案を受けたりできる。
最近更新されたCursor AIの最新バージョンでは、以前存在していた「Composer」機能が削除された。
現在は「Chat」機能がそれを置き換えていて、さまざまなモードを通じて以前の Composer の主要機能を提供している。
Composer機能はなくなったのか?
過去の Cursor AIの「Composer」は、複数ファイルの編集やプロジェクト自動化に特化した機能だった。しかし2025年2月のアップデート(v0.46.2)以降、この機能は削除され、ユーザーは「Chat」機能に統合されたという案内を受けた。
現在の「Chat」は以前のComposerの機能を含んでいて、複数のモードを通じてユーザーに合わせたAIサポートを提供する。
Cursor Chatの主なモード
Cursorの「Chat」機能では次のモードを使える。
- Agentモード:コードベース全体を分析して、自動で機能を実装したりリファクタリングを行ったりする。
- Askモード:コードに関する質問をしたり、機能実装の計画を立てたりできる。
- Manualモード:ユーザーが提供した特定のコンテキストに基づいて集中して編集する。
それぞれのモードを使うことで、以前のComposer機能をうまく活用できる。